オランウータンの支援活動を始めたころの苦労話など

・はじめたころの苦労話など

わたしたち人間のエゴにより、劇的に減少を続ける熱帯雨林をこれ以上減らないようにしたい、「熱帯雨林を保護し、植林により再生をしたい」という想いがあります。オランウータンはその被害者の象徴的な存在なので、より多くの皆さんに気づいてほしいと願い活動を始めました。

もともと自分の身の丈にあった支援しようと思って、2003年にNPOを設立しました。専従的な人材を投入して寄付をしていただける方や企業を募りましたが、力及ばず、あまり多くの支援を頂くことが出来ませんでした。

支援が少ない中で専従のスタッフも維持できない状態になりながらも今日まで13年余り続けてこられたのは、結果的には多くの皆様のご支援を頂けたおかげだと思っています。

この活動の背景には、昔自分がサラリーマン時代にオランウータンの住処の熱帯雨林を伐採して彼らを追い出してしまったという後悔の念があります。ですから、この活動で苦労を感じることはありませんでした。

ただ、オランウータンを追い詰めた経済優先の人間活動の代償として、オランウータンが追いつめられていることを継続的に正しく伝えることの難しさを感じ続けています。

・BOS日本がどんな活動をしているのか

現在14か国にあるインドネシアの世界最大の霊長類・オランウータンの保護団体を支援する団体のひとつです。一言でいえば「オランウータンの現状を日本国内で伝えて、支援者を増やし、寄付金をいただいてインドネシアの本部に資金提供をする活動」です。

オランウータンについての情報発信をして、啓蒙活動をするにも人材不足や継続的に参加してくれるボランティアの確保など難しい点があります。

他には、身近に知っていただくためにリハビリセンター現地訪問ツアーを原則的に年に一度ぐらいンペースで実行しています。実際に現場を訪問して、身近にオランウータンをみて感じていただく他では得られない機会なのでもっと回数をふやしてゆきたいと願っています。

現地の状況報告を適宜伝えて、日本の皆さんに一人でも多くの理解者、支援者を獲得するように努めています。

オランウータンは彼らの生活の中で熱帯雨林の植生の適正分布にも貢献して、生物多様性の維持に大きな貢献をしています。地球生命の原点のような問題ですので、若い方に引き継いでもっと力強い活動にできることを 願っています。

 

サンボジャのオランウータン2013年11月サンボジャのオランウータン2013年11月

オランウータンと熱帯雨林

◆森林減少が著しい熱帯雨林

FAO(国連食糧農業機関)が2001年3月に出した「世界森林白書」によりますと2000年現在の森林面積は約38億7000万haです。これは全陸地面積の約30になります。

また森林の中でも熱帯林が少なくなり、荒れはてているのは明らかで、19902000年の間に12300万 haも減少しています。これは日本の面積の3倍以上もの広さになります。世界の熱帯雨林の分布 地表面積の7%しかないのですが、大気中の酸素の約50%を放出してくれています。

地球上の生物種の約50%も熱帯雨林に生息していますので、熱帯雨林の減少は生物多様性の喪失につながっています。                          

この熱帯雨林を破壊している最も大きな原因は自然にでてきたものではなく、人間の生活が引きおこしていることです。

この森林伐採と農耕や牧畜、都市化など人間の生活によって地球環境に悪い影響を与えたとして「熱帯雨林の水循環」が大きなダメージを受けています。

二酸化炭素の排出による地球温暖化が騒がれていますが、そのこと以上に「森林減少」(特に熱帯雨林)と「砂漠化」が地球の大気の流れに影響して「気候変動」を引きおこしています。

森林を切り倒したり、農地に変えたりして、土壌が乾燥し、水分の流れがなくなり、大気の流れが変わり「環境の劣化」つまり、環境が悪化しているのです。

★人類にも不可欠な「熱帯雨林」に生息している「森の人」と呼ばれる「オランウータン」が絶滅の危機にあります。

オランウータンは、あらゆる生物にとって必要不可欠な「森」を守りながら生きて、生きていることが環境貢献につながっています。

私たち人間は、オランウータンの生息している場所の天然林を伐採して、無残にも追い出していますが、熱帯雨林の一定のエリアを動き回って、多様性を守り森林の適正な状態を守っています。

オランウータンは地球に住む一員として「地球の肺」「地球の生態系の要」熱帯雨林に住み、森と共生して、生物多様性に貢献しながら生きてこの森を守っています。

生存している環境によりますが、平均的には1頭のオランウータンの活動する「縄張り」は

だから1平方キロメートル=100㌶わた=東京ド約ーム23個分のを百年先まで熱帯雨林を守るための行動しています。この広さの森を人間が守ろうとすると金額にして1億円がかかってしまいます。

オランウータンを絶滅に追い詰めることは、次世代に熱帯雨林を引き継げなくなることを意味します。

次世代の子どもたちの生存環境を守るために!

オランウータンと「地球の肺」熱帯雨林を守る行動を!

 

 

 

 

オランウータンの今は、明日のわたしたち

人間の経済活動の無法な森林伐採と焼畑、プランテーションの造成により、

棲家を追われたオランウータンは何年も前からもう絶滅の危機です。
パームオイル農家でとらえられていたオランウータン
かれらは自然の森の植生を守り、地球環境を守るために一生懸命に生きているのに

こころない人間の活動で自然の森を終われ危機的な状況です。

そして、食料を求めてパームオイルに林に迷い込んでしまい

人間にとらえられて、鎖につながれています。

このような理不尽を人間はいつまで続けるのでしょうか?

明らかに持続可能な社会づくりに反しています。

日本人のみなさんも、パームオイルをたくさん使用しています。

パン、クッキー、マーガリン、揚げ物の油、化粧品、シャンプー、洗剤 ペンキなど

この使用を少しでも減らせば、パームオイルの農園拡大が減るかもしれません。

オランウータンの犠牲の上で生かされている今を、少し変えたい。

オランウータンの保護に協力したい方は、http://www.bos-japan.jp BOS日本へお願いします。

さまざまな形でご支援がいただけます。